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コアコンディショニングとは

『100歳まで健康でいられるか』

日本では2017年から「人生100年時代」という言葉が一般的になりました。これまでの人生80年時代から約20年長くなります。長く生きて楽しく過ごす姿が思い浮かぶのと同時に…ふと、不安がよぎります。出来ていたことが出来なくなり、自分のやりたいことも出来なくなり、思い描いていた姿とは違う未来が待っているのではないか…。

“コアコンディショニング”はスポーツはもちろん、日常生活などすべての“動作の土台”となるエクササイズです。このメソッドは赤ちゃんの成長に沿って考えられたもので、特に「姿勢」と「動作」を重要視した内容です。

身長や体重、年齢、生活習慣は一人一人違います。コアコンディショニングは“動作の土台”を一人一人に合わせた内容で提供することが可能です。100歳まで生きられる保証をお付けすることはできませんが、人生100年時代、現在と未来を健康に過ごすためにコアコンディショニングは存在します。

「正しい姿勢」「動作」

コアコンディショニングでは「姿勢」と「動き」を重要視します。多くの人には運動するための準備、身体の下地づくりが必要です。例えばあなたのクライアントを想像してください。右図のような不良姿勢の人が、

・歩行時に膝が内側に入る癖のあるまま、長時間歩き続けたら…
・体幹が不安定なため、腰を反らせたままのスクワットを続けたら…

これでは、せっかくの運動やトレーニングの効果が得られないばかりか、ケガの原因になってしまいます。

「コア」は身体の軸をつくり、一般的に「中心」「核」などと表現されます。JCCAでは「コア」を「体幹部を構成する全ての骨、それを支える全ての筋肉、さらに、動きの中で変化し得る軸や重心の総称」と定義しています。体幹は文字通り体の幹となる部分。コアのゆがみやねじれを整え、コアの筋肉をひきしめて安定させることで本来の機能を発揮ことができます。
コアは背骨を安定させ姿勢を保つとともに、あらゆる動作の中で真っ先に働き背骨を安定させ身体の軸をつくりだす機能があります。コアが本来の役割を果たすことにより、美しい姿勢やスポーツでのハイパフォーマンスが実現するのです。

なぜ今コアコンディショニングが必要なのか?

コアの筋力が弱いから?実はそうではありません。
私たちはコアの使い方を忘れてしまったのです。

「トレーニングをしているのにパフォーマンスが上がらない」「よくケガをしてしまう」「治療をしても痛みが再発してしまう」「子どもたちがすぐに『疲れた』と言う」
これらの言葉は、現場で指導しているトレーナー、病院で治療に携わる理学療法士、治療に携わる柔道整復師、子をもつ親などから実際に聞いた内容です。

コアコンディショニングの基本は『ベーシックセブン』というシンプルなエクササイズから始まります。ただ、シンプルなメソッドゆえに、指導の原則を理解し適切に言葉がけを行うことで最大限の効果を発揮できます。

私たちはコアコンディショニングを通して健康教育者と共に100年歩んでいきたいと考えています。