今澤 生江
2026/01/14
患者さんが慢性的な痛みを繰り返すジレンマと、ベーシックセブンとの出会い
患者さんの訴える痛みに対して、その部位にフォーカスしすぎるあまり、治療やアプローチに自信を持てない時期がありました。一時的には痛みが減少するものの、慢性の痛みにうまく対応できず、症状が繰り返すというジレンマに直面していました。医療リハビリテーションでは単位数が限られており、限られた時間内でアプローチを行うため、運動にまで手が回らないという状況もありました。 そのような中、職場のベーシックインストラクターのスタッフに「ストレッチポールに乗ってみない?」と声をかけられ、「ベーシックセブン」を体験したところ、あまりの変化に言葉が出ないほど驚きました。
この体験からすぐにベーシックセブンとペルコン、ソラコンを受講しました。 次にコアリコンディショニングを受講し、医療現場にも導入できるということを知り、少しずつ取り入れるようになりました。
学びを深めて得た気付きと、アプローチの変化
その後、さらに学びたいという欲求からひめトレベーシック、アドバンストを受講。それまでが「緩める系」のエクササイズだったのに対し、ひめトレからは「スタビライぜーション」の概念が入ってきたことで、「安定するとこんなに変わるんだ」という気づきを得ました。コアコンピラミッドの概念(緩める→安定→動く)を学び、全てのエクササイズを習得するに至りました。
「結果」ではなく「原因」へのアプローチ
受講を重ねる中で、特にJCCAのメソッドと概念の素晴らしさを実感したポイントがいくつかあります。 他のセミナーも受講経験があるものの、JCCAのエクササイズは「行えば結果が出る」という再現性の高さが特徴です。ベーシックセブンをはじめ、「簡単で声かけてこれだけ変わる」という結果が出るパッケージは本当に素晴らしいと感じました。
また、「今の患者さんやクライアントさんの状態というのは結果であって原因じゃないんだよ」という考え方を教えられた際、これまでの体の使い方や生活の積み重ねが今の状態を引き起こしている、だからこそ「痛いところにアプローチしても戻る」のだということが「腑に落ちて」理解できました。 さらに、コアコンディショニングを学んだことで、なぜこのエクササイズが必要なのか、負荷量をどの程度から始めるべきかといった説明がクライアントに対して分かりやすく行えるようになり、また自身のアプローチの「やりすぎた/足りなすぎた」といったフィードバックも可能になりました。
理学療法士がコアコンディショニングを学ぶ価値とは
理学療法士として、コアコンディショニングを学ぶことは非常に大きな収穫があると思います。 セラピストの中には、未だに「首が痛い」と言われると首を触る方が多くいる状況ですが、コアコンディショニングを知ることで、ツールを使って「真ん中」や「正しく使う」ことが痛みの予防・軽減に繋がるということを深く理解できました。 「そこも大事だけれども、そこじゃないところも見れる」という視点を得られたことで、セラピストとしての視野を大きく広げられました。現在では、この体幹ケアやコアの考え方を、職場内の勉強会で新しいメンバーに共有しています。


