スポーツ愛好者・アスリートに関わる指導者の方へ、激しい動きに負けない四肢と体幹の協調性を高め、ボディコントロールを引き出すコアトレーニングプログラムを提供します。
たくさん技術練習をすることやハードなトレーニングをすることが間違いではありません。しかし、スポーツ動作では急激で速い重心の変化に対応し、体をコントロールする必要があります。この全てのスポーツの基本の“き”である体の反応を引き出すのがコアコンディショニングです。
コアコンディショニングはパワーやスピード、技術のベースとなる体の様々な反射・反応を効率よく引き出します。それは、人が姿勢と運動の調整機構を身につけてきた発育発達の過程をエクササイズとして再学習することで体に眠る反射や反応を引き出すからです。そのことがパフォーマンスを上げ、怪我や慢性的な痛み、原因不明の不調を防ぐことにつながります。そして、スポーツを心から楽しむことができるのです。

発育発達に沿ったコアコンディショニングのエクササイズを実施することにより、私たちの体は自然にスッと、美しく立つための機能を思い出し、取りもどす事ができるのです。
アスリートには、効率の良い動きが求められます。コアコンディショニングでからだの軸をつくり発育発達過程での動きを再学習することで、パフォーマンスの向上だけでなく故障の予防対策にもつながると注目を浴びています。

まずは赤ちゃんの最初の移動動作
「寝返り」の動きをマスターします。
■ポイント
屈曲ポジション(仰向け)→回転しながら伸展ポジション(うつ伏せ)→屈曲ポジション(仰向け)→同様に逆回転を繰り返す寝返りエクササイズでは体の軸をつくります。仰向け時には体幹の屈曲ポジション、うつ伏せの時には体幹を伸展ポジションに持っていきます。軸を作っての回転と屈曲・伸展の連続動作をスムーズに行うことがポイントです。ちなみに松井稼頭央選手はこのエクササイズを2 分間連続で行っています。

腹這いによって体幹は四肢を支え、
コントロールするだけの安定性を獲得します。
■ポイント
腹這いのエクササイズは、歩行時の体幹の反応を引き出します。
通常、体幹は体重支持側が伸張しやすく、非体重支持側が屈曲しやすいなどの反応を持っています。そのため、歩行などの運動時、体重支持が容易にできるのです。この動作がスムーズにできるようになると、重心移動における体幹の反応が良くなり、歩行をはじめとする全ての立位における動作の連動が引き出されます。

四つ這い動作は手足のみの動きではなく、
体幹の活動によって行われます。
■ポイント
四つ這いのエクササイズでは、日常動作やスポーツ動作時の上部体幹と下部体幹のねじれ、移動をはじめとするさまざまな動作にかかわる上下肢の動きと連鎖した回旋を引き出します。このレベルのエクササイズを行うことで、体幹と骨盤帯・下肢、体幹と肩甲帯・上肢といった四肢への連鎖がスムーズに行えるようになります。

発育発達過程の最終段階。
不安定要素が多く難易度・強度ともに高くなります。
■ポイント
最後の総仕上げで、これまで引き出したすべての要素を使いながら行うエクササイズします。いかなる条件でもスムーズにできることが望ましいです。安定して行えない場合には、単純に筋力不足という可能性も考えられるが、アスリートの場合は特に「体の使い方」が身についていない場合が大半です。その際にはひとつ前のレベルに落として「体の使い方」を再学習することが重要です。
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