シンポジウム2006開催される
去る平成18年9月24日(日)に、東京の目黒雅叙園で第3回コアコンディショニング シンポジウムが、『リ・アライメント効果の医学的な実証』というタイトルで開催されました。
これまで、ストレッチポール(株式会社 LPN)による体幹の柔軟性獲得や姿勢改善の効果に着目したコアコンディショニングが普及しつつあるが、その科学的根拠は得られていませんでした。
今回のシンポジウムでは、蒲田 和芳先生(広島国際大学助教授)をはじめ、医療の分野でご活躍している先生方によってはじめてコアコンディショニング理論の有効性が医学的に証明されるという、大変貴重なシンポジウムとなりました。
第3回 JCCAシンポジウム プログラム内容
事例報告会
・日暮 清 JCCA副会長 (横浜F・マリノス ヘッドトレーナー)
・福本 智恵子 (新マスタートレーナー)
・西廼 智史
・浅沼 雄二
・渡辺 裕介
・石井 完厚
最新版ベーシックセブン・ガイドライン
ベーシックセブン
コア・リラクゼーション
コア・ストレングス
新マスタートレーナー認定式
ベーシックセブン
・浅沼 雄二 (東京都)
・石井 完厚 (神奈川県)
・遠藤 雅也 (神奈川県)
・桶谷 靖夫 (石川県)
・竹原 亮紀 (広島県)
・谷 春代 (東京都)
・西廼 智史 (東京都)
・深澤 由佳子 (静岡県)
・福永 寿徳 (岐阜県)
・福本 智恵子 (岡山県)
・吉田 憲市 (東京都)
・渡邉 祐介 (静岡県)
シンポジウム
ストレッチポールを用いたコアコンディショニングの短期効果に関する実験的研究
コアコンディショニングの応用と発展
・蒲田 和芳(広島国際大学 助教授)
・横山 茂樹(聖隷クリストファー大学 助教授)
・杉野 伸治(貞松病院リハビリテーション科 主任)
・山本 大造(貴島病院 本院付属クリニック)
パネルディスカッション
閉会式
懇親パーティー
事例映像発表 日暮清副会長(横浜Fマリノス ヘッドトレーナー)
日暮副会長の事例発表は、チーム事情により映像での登場。
日暮副会長の大写しの映像に、会場が少し和んだ雰囲気です。
日暮副会長は、製造メーカーのLPN社のホームページに掲載されている「お客様の声」ページで『10年来の肩コリがストレッチポールで解消した方や多くの一般の方々の声』を見て、感銘を受けたそうです。6年前に発表したこの情報が、多くの方の役に立っていることに我々も襟元を正す気持ちで聞き入りました。
さぁ、事例の報告映像の始まりです。
今回、研究のために横浜Fマリノスの2選手が、プロとして公表したくないだろう、リハビリトレーニングの風景を放映の許可をくれたそうです。
私たちもこの映像の取り扱いには、充分気をつけました。また、会場の参加者の皆さんもトレーナーとしての仕事柄、その映像の稀有で貴重である事実を理解していました。
いきなり画面を埋め尽くすのは、安 貞桓(Ahn Jung Hwan)選手の満面の笑顔で行うハーフカットのリハビリトレーニングです。
ワールドカップ前の足首の手術後のリハビリの風景です。
この後、回復した彼の活躍は言うまでもありません。韓国代表として得点もしています。
ゲームでの華やかな裏では、地道に足首の可動域を出すためのメニュー(ハーフカットでの足首、骨盤周り、足下とお尻下のコンビネーション等)をこなしています。
また、二人目は椎間板ヘルニア手術後の競技復帰を果たした稀有なケース。
復帰後、手術前よりも大活躍する山瀬幸宏選手。オシムジャパンの代表入りも復帰後のことでした。
山瀬選手のケースでは、ヘルニア手術後の早い段階からリハビリトレーニングを始めたそうです。
映像では、3ヵ月後の復帰間際の様子でしたが可動域を出すモビリティなトレーニングと体幹を活性させるスタビリティなトレーニングを組み合わせていました。もちろんストレッチポール各種とエクササイズボールを人の成長過程に合わせた体位別にトレーニングを行っています。
ストレッチポール上でのストレングストレーニング。
ボール上での四つ這い位、高這い位、ヒザ立ち位、片ヒザ立ち位、立位というドリルです。
エクササイズ上での立位は、大変難易度の高い種目ではありますが山瀬選手も最初はヒザ立ち位もできなかったそうです。立位ができるくらいスタビリティを活性させた成果が、復帰後の大活躍につながっているのでしょうか?
事例報告 福本智恵子先生
クライエントは、91歳の女性です。歩行時に杖を必要とされる方で、30年前に左股関節の手術暦を持ち脚長差があり足底板を使用しています。
福本先生は、目的をクライエントが室内を杖なしで歩けることに置き、左足の機能改善に取り組みました。
指導方針では、高齢でもあるのでハーフカットを使用。重力下で緊張部をリラクゼーションさせ、軸回旋を誘発させることを考えて指導されたそうです。
その指導の結果、クライエント本人が身体の中心軸を感じるようになり、左足の振り出しもスムーズになったそうです。杖は取れていませんが歩行がとても楽になったと喜んでくれているそうです。
今回の取り組みで福本先生は、91歳のクライエントでもこれだけ前向きにコアコンディショニング エクササイズに取り組むことにより、人は何歳になっても機能改善することが可能であることを知り、「年齢は言い訳にならない」ということを実感されたそうです。
そして、最後に指導途中の映像ではありますが、クライエントが腰掛けた姿勢から立ち上がり、歩行器を押しながら歩く姿の映像が横に並び、比較されて会場に放映されました。初期の頃とつい最近のものだそうですが、歴然とスムーズさとスピードの違いに会場がウォーッとざわめきました。一目瞭然です。
福本先生のご苦労もクライエントさんのご努力もこの成果を生むためにあったのだと感慨深いものでした。
![[JCCA] 日本コアコンディショニング協会](/common/logo.gif)





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